独立した3部署の分業と連携、そして精密機器による客観的な数値管理。
属人的な「勘」ではなく、仕組みで品質を担保しています。
品質保証の考え方
第一塗装工業株式会社は、お客様に満足していただける製品を提供し、塗装を通して社会に強く必要とされる企業を目指しています。
その土台となるのが、航空・宇宙・防衛分野の品質マネジメントシステム規格「JIS Q 9100」の認証です。
そこの認証のもと、全部門・全従業員参加で「自工程保証」を確立し、品質の作り込みを行っています。
この考え方を組織として実現しているのが、生産技術部・製造部・品質保証部の3部署です。
それぞれが独立した役割を持ちながら、情報共有と連携によって一貫した品質保証体制を構築しています。
3部署による分業と連携

生産技術部
試作・量産それぞれの立ち上げ工程を設計し、案件の規模を問わず安定した品質でスタートできる体制を作る
製造部
量産ラインとバッチ生産、それぞれに専任検査員を配置し、現場で塗装と検査を一体で行う実行部隊
品質保証部
完成品を第三者の立場で評価し、仕様未達があれば製造にフィードバックして再発を防ぐ、社内の砦
品質管理機器

分光測色計
- コニカミノルタ製
- CM-26dG
塗装面の色差を正確に数値化して測定します。人の目では判断できないわずかな色の違いを客観的に管理し、要求仕様通りの色を担保します。

デジタルマイクロスコープ
- キーエンス製
- VHX-2000
高倍率での表面観察と寸法測定により、微小な不具合を早期発見します。試作段階における素材・塗膜状態の確認にも使用しています。

電磁膜厚計
- ケット化学
- LZ-373
磁性体(鉄など)と非磁性金属(アルミ等)の双方の基盤に対応したデュアルタイプの膜厚計です。素地を自動判定して塗装やメッキの厚みを正確に測定します。

ハンディ光沢計
- 日本電色工業製
- PG-II
塗装表面の光沢度を測定します。要求仕様通りの光沢が出ているかを客観的な数値で確認します。

炉温測定器
- TQC製
- CURVE-X2 data-logger
乾燥炉内の温度をデータとして記録・管理します。塗膜の硬化に必要な温度管理を精密に行います。
品質改善活動
取得した品質マネジメントシステムを軸に、現場に即した改善活動を継続的に展開しています。

品質会議
月2回開催 全員参加型の品質会議を開催し、現場で見えた課題を全社で共有・議論しています。

粘着マット導入
塗装工程における異物混入を防ぐため、粘着マットを導入するなど具体的な対策を実施しています。

ビニルカーテン
ビニルカーテンの設置など、工程間での異物侵入を防ぐ環境改善を行っています。
課題の抽出から対策の実行までを継続的に回すことで、品質を維持するだけでなく、常に改善し続ける体制を実現しています。
